40代50代以降も出世する人、しない人
この差はどこからくるのだろうか?
部下や上司から評価される人、されない人
思考や行動にどのような違いがあるのか?
サラリーマン生活苦節30年、5流大学からニート、転職4回を経て、某財閥系企業の部長に成り上がったわたしの知見と経験を踏まえて、上記の答えを考察していく。
40代50代の中年世代に求められるのは、プレイヤーとしての能力は言わずもがなだが、やはりマネジメント能力に尽きる。
稼ぐ能力は重要ではあるものの、令和の時代に求められるのはコンプライアンス遵守。
つまり、優先順位は
- 部下をしっかり管理して余計な問題を起こさない
- 予算をしっかり管理して戦略通り必達する
さらに、求められる人物像も大きく分けると2種類あって、部下に寄り添い一緒にがんばる熱血リーダータイプと、部下を掌握して冷静に業務を遂行する戦略家タイプのどれか。
この手の話は諸説あるので、他にも様々なタイプが存在すると思うが、わたしが見てきた「求められる中年世代の人物像」はこのどちらかであった。
一昔前までは明らかに熱血リーダーが会社を引っ張っていたが、令和のマネジメントで重要視されるのは冷静な戦略家。
昨今のコンプライアンス重視の風潮を考えると、この流れはもはや必然と言っていいだろう。
「令和のイケオジ処世術】感情を捨て、ロボットのように働け!
仕事において感情は不要だ。
特に管理職や経営層ともなれば、判断に私情を挟むことは許されない。
効率と結果のみを追求し、淡々と業務をこなす。
それこそが、仕事における理想の姿であり、イケオジたる者の美学でもある。
感情が仕事を邪魔する
多くの人間は、感情に振り回されている。
たとえば、部下の失敗を許せずに感情的に叱責する上司がいる。
逆に、必要以上に同情し、甘やかしてしまう上司もいる。
どちらも仕事にとっては害悪でしかない。
仕事とは、個人の好き嫌いや気分ではなく、論理と合理性で進めるべきものだし、仕事の成果に一喜一憂することも無意味。
成功しようが失敗しようが、次にやるべきことは決まっているので、無駄に感情を動かす必要はない。
なぜなら冷静に事実を分析し、次の手を打つだけだから。
ロボットのように働くことのメリット
感情を排除し、ロボットのように働くことには多くのメリットがある。
まず、圧倒的に判断が早くなる。
人間は感情に左右されることで判断を誤ったり、無駄に時間をかけたりするが、感情を排除すれば決断は論理だけで下せるため、迷うことがない。
次に、精神が安定する。
感情に振り回されると、ストレスが溜まって疲弊するので、感情を捨てればどんな状況でも淡々と対応できる。
上司に理不尽に怒鳴られようが、取引先に無茶を言われようが、ただタスクを処理するだけ。
これにより、無駄なストレスが激減する。
さらに周囲からの信頼も得やすくなる。
感情的な上司や同僚は信用されない
- あの人は機嫌が悪いと当たりがきつい
- 気分次第で対応が変わる
そんな人物には誰もついていかないことに異論はないだろう。
一方で常に冷静沈着、論理的に動く人間は安定感があり、周囲から信頼される。
感情を殺すための習慣
感情を捨てるには、日々の習慣が重要だ。
- 仕事をルール化する
仕事の進め方をルール化し、決断のたびに感情を挟まないようにする。「この状況ではこう対応する」と事前に決めておけば、迷いも怒りも生まれない。 - 言葉を選ぶ
感情的な言葉を使わない。「ムカつく」「最悪」「嬉しい」などの感情を表す言葉を封印し、事実だけを述べる。「この案件は期限に遅れている」「次回はこのミスを防ぐために改善策を講じる」など、淡々と話すよう心がける。 - ルーティンを徹底する
毎日の行動を固定化することで、余計な感情を排除できる。朝起きてからの行動、仕事の進め方、休憩のタイミングまで、決まったルーチンを守ることで、感情の揺らぎを防ぐ。 - 無駄な人間関係を切る
感情を動かされる原因の多くは人間関係にある。無駄な飲み会や愚痴の多い人間との関わりを減らし、必要最低限の交流だけにする。
まとめ
仕事に必要なのは「冷徹な判断力」
イケオジは、単に見た目や年齢だけで成立するものではなく、仕事においてもスマートな言動が求められる。
そのためには、感情をコントロールし、合理的な判断を下す能力が不可欠。
感情を持たないことを「冷たい」「人間味がない」と批判する人もいるが、仕事は結果を出すための手段なので、感情に振り回され、判断を誤る方がよほど無責任ではないか。
「ロボットのように働くこと」は、決してネガティブなことではない。
それは、効率と成果を最大化するための合理的な手段であり、ビジネスの世界で生き抜くための戦略となる。
感情を捨て、冷静に仕事をこなすことがイケオジとしての矜持となる。