夏といえば、開放的な気分でTシャツと短パンに手が伸びがちだが、一歩間違えれば、近所のコンビニに行くような部屋着っぽいダサい印象や、学生のような幼い印象を与えかねない。
ここでは、そんな夏の定番アイテムを使いながらも、大人の余裕とセンスを感じさせる着こなしの秘訣を解説する。
夏のイケオジファッション:短パンTシャツを格上げする秘訣
ご承知の通り、最近の日本の暑さは異常だ。
こんな状況を生き抜くために、短パンTシャツにサンダルという服装は、鉄板コーデとなるわけだが、くしくも「子どもっぽい」と「おじさんっぽい」を際立たせる諸刃の剣となる。
しかし、こどおじにならないポイント、もっと言えばイケオジ化するポイントを押さえれば、一気にピンチはチャンス、つまり「こどおじ」から「イケオジ」になれることを声を大にして言いたい。
モノトーンを基調とした洗練された着こなし
まず、最も手軽に大人っぽさを演出できるのがモノトーンカラーの活用。
白、黒、グレーを中心にコーディネートを組むことで、シンプルながらも都会的で洗練された印象を与えることができる。
例えば、ブラックのTシャツにグレーの短パンを合わせるだけで、カジュアルなアイテムがグッと引き締まる。
足元は、スニーカーでもローファーでも、色味を抑えたものを選べば、統一感のあるスタイルが完成する。
もちろんサンダルでもOKだが、やはり光沢感があって大人っぽいレザーがおすすめだ。
さらに、上質な素材のTシャツを選べば、シンプルな中にも高級感が漂い、大人の余裕を演出できる。
素材が語る大人の品格:リネン、シルク、上質コットン
次に注目すべきは素材。
Tシャツと短パンというカジュアルな組み合わせでも、素材にこだわることで格段に品位が向上する。
- リネン素材:通気性が良く、夏の暑い日でも快適に過ごせるリネンは、その独特の風合いが大人のこなれ感を演出する。リネンシャツを羽織ったり、リネン混のTシャツを選ぶだけで、涼しげで上品な印象を与えるだろう。短パンもリネン素材を選べば、リゾート感のある大人のサマースタイルが完成する。
- シルク混素材:Tシャツにシルクが混紡されているものは、肌触りが良く、上品な光沢感があるため、カジュアルなアイテムでもドレッシーな雰囲気をまとうことができる。特に、モノトーンカラーのシルク混Tシャツは、その光沢感と相まって、シンプルながらもラグジュアリーな印象を与える。
- 上質なコットン:Tシャツの定番素材であるコットンも、高密度に織られたものや、超長綿など、質の良いものを選ぶことが重要である。肌触りが良く、ハリのある上質なコットンTシャツは、それ一枚で様になり、大人の男性に相応しい清潔感と品格を醸し出す。
サイズ感とシルエットで魅せる大人スタイル
どんなに良い素材や色を選んでも、サイズ感が合っていなければ「子どもおじさん」に見えてしまう。
大人の夏ファッションでも適切なサイズ感とシルエットはとても重要になる。
Tシャツは、身体のラインを拾いすぎず、かといってダボつきすぎない、ややゆとりのあるジャストサイズを選ぶのが理想的。
肩のラインがきちんと合うものを選び、着丈も短すぎず長すぎない、ベルトのバックルが見える程度のものが良いだろう。
短パンは、膝上丈で、細身すぎず、適度なゆとりがあるものがおすすめ。
太ももにピタッと張り付くようなものは避け、かといって広がりすぎるものも幼く見えがちなので注意が必要。
上品な印象を与えるためには、膝上5cm程度の丈が目安となる。
小物使いで差をつける:サングラス、時計、革小物
ファッションにおいて、小物は全体の印象を大きく左右する。
夏のイケオジファッションにおいても、小物使いは欠かせない要素だ。
- サングラス:夏の強い日差しから目を守るだけでなく、顔周りに知的でクールな印象を与える。デザインは、顔の形に合ったものを選び、あまり派手すぎないシンプルなものが良い。
- 腕時計:デジタルウォッチよりも、革ベルトやメタルバンドの落ち着いたデザインの腕時計を選ぶと、腕元から大人の品格が漂う。主張しすぎない控えめなものが、洗練された印象を与えるだろう。
- 革小物:サンダルやトートバッグ、ベルトなどの革小物も、上質なものを選ぶことで、カジュアルな装いを格上げする。例えば、足元を上質な革のサンダルにするだけで、短パン姿でも「子どもおじさん」とは一線を画す。
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清潔感とヘアスタイル:最終的な仕上げ
最後に、ファッション以前に最も重要となるのが清潔感について。
どんなに高価な服を身につけても、清潔感がなければ台無しということは当サイトで何度も伝えてきた。
シャツのシワ、靴の汚れ、手入れされていない爪などは、大人の男性として避けたい。
また、ヘアスタイルも重要で、清潔感のある短髪やジェルで整えられたスマートなスタイルは、夏のイケオジファッションを完成させる上で不可欠な要素。
顔周りがすっきりと整っていることで、全体の印象が引き締まり、洗練された大人の男性像を演出できる。
これらのポイントを押さえることで、今年の夏は「子どもおじさん」を卒業し、周囲を魅了する真の「イケオジ」として、洗練された夏ファッションを楽しめるはずだ。
ジョーカー これは嘘みたいな本当の話なんだが、数年前にオフィス街のカフェでOL2人が「あの耳毛課長、今日機嫌が悪かった」とか「「耳毛課長って無駄に残業してるよね」とか話してたので、課長じゃないし、彼女たちのこと知らないけど、「オレは大丈夫か」と心配になり、スマホで両耳を自撮りして確認したことがあっ […]
まとめ
この記事に書いてあることを実践してもらえれば、「子どもおじさん」にならないだけでなく、夏のクールなイケオジになれる。
特に、サングラス、革サンダル、革のバッグは夏のイケオジ3大アイテムとなるので、ぜひ揃えておこう。
ちなみに、愛用のレイバンのサングラスが壊れてしまったので、すぐ同じものを購入するほど、個人的に夏の必須アイテムになりつつある。