全国には5660万人のサラリーマンがいるらしい。
サラリーマンと言っても業種業態も様々でひとくくりにするのはいささか無理があるものの、世代で分けるなら、興味深いデータになるかもしれない。
例えばイケオジ世代なら、出世してる人、万年平社員の人、納得感のある仕事をしている人、やりたくない仕事を生活のためにやっている人など、カテゴリー分けすると中年おっさんの幸せ指数が明確になるだろう。
そして、今回取り上げたいのが「陽キャのコミュニケーションお化けおっさん」が出世してく中で、苦汁をなめ続けている「陰キャのコミュ障引っ込み思案おっさん」の戦略について。
おそらく世界的に見ても日本の中年おっさんの幸せ指数はかなり低い。
なぜなら日本のおっさんは、世間からキモいウザい代表として認知されてるし、現実的に欧米のおっさんのような強さや威厳を備えたおっさんはかなり少ないから。
ようするにイケオジが日本には不足しているのだ。
幸せ指数=イケオジ指数
誤解を恐れずに言えば、イケオジにさえなれば、大抵の問題は解決できる。
実はわたしも陰キャコミュ障引っ込み思案おっさんのひとり。
なので、サラリーマンの出世競争で苦汁をなめ続けている愛すべき同志のあなたに、的確なアドバイスができると確信している。
コミュ障でも出世できなくても自滅せずにサラリーマンをやりきる人生
サラリーマン生活苦節30年、現在は某財閥系企業の部長という立場にいるが、決して順風満帆なサラリーマン人生ではなかった。
という声が聞こえてきそうだが、部下だった13歳年下の陽キャイケイケ自己承認バリツヨ君にあっさり抜かれて先に部長になられたり、飲み会と社内政治に長けた12歳年下のコミュ力モンスター君にもあっさり抜かれたりと、けっこうみじめな思いをしているのだ。
そして、やっと5年後に追いついて部長になった今も猛烈な劣等感を感じている。
ゴルフもやらない、飲み会も行かない、社内政治もしない、さらに思ったことはけっこうはっきり言っちゃうタイプのわたしはかなり浮いた存在になっている。
なんていうか、めんどくさいおっさんになりつつあるのかな、という認識がある。
我ながらヤバイと思うのは、エレベーターで社内の人と同乗したくないから閉めるボタンを連打したり、昼飯の誘いを断り続けたり、飲み会の誘いも断り続けたりとコミュ障がひどくなってきていること。
どんどん卑屈になっていくというか、どうせオレなんて思考が強くなっていると感じている。
ある意味老害の始まりかもしれないので、もしあなたがここまで読んで共感できるとしたら、ぜひとも気をつけてほしい。
あなたは老害になってはいけないし、考え方を変えなければならない。
わたしが知る限り、多くの人間は勝手な思い込み、慢心、情報不足で自滅していくが、まさに今がその状況になっている。
- 自分は評価されてない、老害だと思われている、という思い込み
- なまじ経験があるため、自分の考えに自信があるから他の意見を否定する
- コミュニケーション不足により、社内の状況や個人の考えが分からない
これは完全に「負ける人間」の思考。
投げやりにならず冷静に立ち回ることで、状況は改善されるので、腐らずにやるべきことをやりきることで道は開ける。
私も改善するから、あなたも「自分事」として認識して改善すべし。
コミ障を克服することは難しいかもしれないが、コミ障によって背負わされる不利益を理解して、まずはイケオジになって「自分に自信を持つこと」から始めてほしい。
サラリーマンを続けながら、いつでも退職できる準備を進めなさい
コミュ障でサラリーマンがうまくいかないという人は副業をやるといい。
副業は副収入が入るというシンプルな実利以外にも様々なプラス要素をサラリーマンにもたらす。
まずはスキルの習得。
例えばWebサイトで手作りアクセサリーを販売しようとすると、仕入れ値、原価率、広告宣伝費などの割り振りを考えなければならない。
会社でいうと予算になるわけだが、こういう基本的なこと以外でも、SNSを使った販促などのマーケティングや市場分析、競合分析などやらなきゃいけないことは山ほどある。
あとは、本業では出会うことのない人との関係構築、自分の新たな才能の発見、本業がダメになった時のセーフティネットなどなど、たくさんの付加価値をもたらしてくれる。
この付加価値こそ、わたしたちに精神的な余裕をもたらす。
まとめ
自滅の回避
- 一方的な思い込み
- 安っぽいプライド
- 情報不足
上記の「負ける人間の特徴」を頭に叩き込んでほしい。
そして、自分に自信が持てるようにイケオジを目指しつつ、会社に依存しない生き方を見つけること。
行動することでしか人生は変わらない
そして。周りと自分を比較して、塞ぎ込むのは今日で終わりにしよう。
結局1番の味方でありながら、1番の敵は自分自身なのだ。

