靴にまつわる、ことわざや教訓、名言は多い。
なぜ靴がそれほど重要なのか、Google先生に聞いてみると、履き心地、健康、ファッション、科学的な理由などなど、様々な観点からの考察がたくさんある。
もちろんどれも正解だと思うが、この記事では、いつも通りイケオジ外伝流に斜め上から考察していく。
何足必要?お値段は?ビジネスシューズ(革靴)の疑問はこれで解決!
ビジネスシューズは、時計やビジネスバッグと同様に、体の先端部分にあるアイテムなので、相手に与える印象が強い。
よって、お金をかける価値があるというのは当サイトでも繰り返し伝えている。
特に靴は、自分の目から一番遠いところにあるのに、人からよく見られるというやっかいなアイテム。
1.ビジネスシューズにお金と手間をかけるべき理由
冒頭でも書いた通り、良い靴を履くべきという理由は、いろんな角度から立証されている。
- 先端部分は目立つ部分なので、高クオリティな靴を履くべし
- デザインが流行に左右されないので、何年も履き続けることが可能
- 製法の違い(セメント製法・マッケイ製法・グッドイヤー・ウェルト製法)によって、靴の寿命は大きく変わる
- 安い靴を履きつぶして何足も購入するより、高い靴を手入れしながら長く使う方が経済的である
- 靴ブランドの高級靴は一生付き合える相棒になる
どれも正解だが、特に重要だと思うのは、ファッション的にも、人格的にも第一印象を決定づけるアイテムであること。
ファッションの観点で言えば、例えばセットアップのジャケットスタイルという装いで、スニーカーならスポーティになる、ストレートチップならフォーマルになる、というように全体の印象を良くも悪くも決めてしまう。
人格の判断材料としては、例えば「汚れている」「かかとがつぶれている」「破損している」状態の革靴で営業マンが商談に現れたら、だらしない人、信用できない人とみなされて、成約に至ることはないだろう。
そもそも、大前提として、そう思われることも想像できずに、営業という仕事をしている時点でプロ失格と言わざるを得ない。
文字通り「足元を見られた」ということになる。
さらに、生活レベル、美意識の高さ、ステータスなど、望む望まないに関わらず勝手に判断されてしまう。
以上の理由により、高クオリティなビジネスシューズを、メンテナンスしながら長期間履き続けることが正解になる。
2.ビジネスシューズは何足あれば良い?
普段使うメインシューズ2足は黒と茶色。そして「雨用/外回り用」の安価なサブシューズ1足、合計3足で十分こと足りる。
ローテーションは基本メインの2足を交互に履きつつ、サブシューズを週一程度の目安で履けばバランスもいい。
メイン2足は、高額で高クオリティなものを長期間使用、サブシューズは安価で防水性があって機能性が高いものを短期間で「使い捨て」するイメージ。
それぞれの値段は、メイン2万円から5万円くらい、サブシューズは1万円くらい。
ちなみにわたしの現在のラインナップを紹介すると、
リーガル(メイン2足)
テクシーリュクス(サブ1足)
3.イケリーマンを目指すならビジネスシューズの失敗は死活問題
イケてるサラリーマン、イケリーマンのあなたなら、靴の重要性はすでに理解していると思うが、あらためて整理しておこう。
来客をエレベーターでお見送りしたり、客先でお見送りされたりする場面で、双方がお辞儀した場合、お互い目に入るのは靴。
もっと言えば、靴しか目に入らない
さらに、会議室でコの字やロの字で座った場合、上半身より下は靴だけ見えている場合が多い。
やはり、靴が目に入る
そして一番の問題は、靴の印象によって仕事ぶりまで判断されてしまうことだろう。
例えば、汚れている靴、色褪せてる靴、明らかに劣化している靴を履いている人は、仕事ぶりもだらしなくて、いい加減なんだろうと思われる。
実際はそうじゃなかったとしても、もはや関係ない。
会社は、学校ではないから、そういうことを指導してくれない。黙って外されるだけという厳しい世界でわたしたちは生きている。
まとめ
サラリーマンのスーツスタイルにおけるアイテムの「値段の法則」として、
腕時計 > シューズ >バッグ
と考えると分かりやすい。
例えば、腕時計が10万円ならビジネスシューズは3万円、ビジネスバッグは2万円というイメージ。
もちろんお金に余裕がある人は、オールデンでもジョンロブでも好きなものを買えばいい。
とはいえ、わたしたち中年世代、イケオジ世代は、子育て・住宅ローン・介護など、何かとお金がかかる世代であり、老後のことも考えて貯金もしておきたいところ。
なので、自分が買える範囲で、財布と相談しながら決めればいい。