稼げなくても、一生使えるスキルが身につく「WEBサイトやブログの運営」のすごさを知れ!
たとえ稼げなくても、WEBサイトやブログの運営をがんばっていれば、自然に身につくスキルがある。
誤解を恐れずに言えば、その付加価値の方が、お小遣い稼ぎより「価値のあるもの」だったりするのが、WEBサイトやブログのおもしろいところ。
1.ライティングスキル
ライティングスキルは、単純に「やり方」を覚えるだけで身につくものではなく、ある程度、量をこなす必要がある。
例えるなら、柔道の打ち込みのように、野球の素振りのように、何度も何度もトラアンドエラーを繰り返すことで、本物のスキルとして習得することができる。
ブログは何度も何度も書き直すし、推敲(文章の修正)、校正(誤字・脱字の修正)、校閲(内容の事実確認)を一人でやるし、まさに文章における「精神と時の部屋」と言えるだろう。
ちなみに、「WEBライターの端くれ」として日々精進しているわたしが、こうしてブログを書くときに手元に置いてるバイブルを紹介しよう。
例えば、ある単語について「漢字にしようか、ひらがなにしようか」悩んだときは迷わずこれを開く。
他にも文章に関する本は何冊か持っている。
メールや報告書、プレゼン資料など、サラリーマンは文章で表現する機会が多いので、文章が下手だと死活問題になりかねない。ライティングスキルはサラリーマンの必須能力のひとつであることに疑いの余地はないだろう。
2.マーケティング
WEBサイトやブログを運営するなら、マーケティングは必須のスキル。
より多くのアクセスを集めたい、たくさん商品を販売したい、多くの人に自分の思いを知ってほしい、など、「レバレッジの効いた仕組み」が必要ならマーケティングの出番だ。
ちなみに、わたしが一番時間を費やしたのがマーケティングで、何冊も本を読んだり、講義を受けたりして、最先端のマーケティングを学んできた。
結果的に本来の目的であったブログの集客より、本業の方で大きな成果を出すことができた。
サラリーマンとして、自分を社内に売り込むときも、自社の商品を売り出すときも、マーケティング思考がとても役に立った。
公私共に大活躍の、まさに一生物のスキルである。
3.リサーチ力
ブログを運営していると、あまり詳しくない分野の記事を書いたり、初見の商品を紹介したり、初めましての人の人生を要約する機会があるので、リサーチ力は自然に強化される。
検索の仕方や効率のいい情報収集はブロガーの得意分野。分からないことがあったら、すぐ調べるクセがついているので知識量は増える。
そして、情報化社会の現代において、リサーチ力はビジネスマンにとっても、なくてはならないものとなった。
「情報の大海原」から「必要な情報だけを釣り上げる」ことができなければ、適切な判断はできない。
情報は、ただ多ければいいわけではなく、必要な情報を選んで、分析して活用することがリサーチ力であり、情報化社会を生き抜くサラリーマンが手に入れたい武器のひとつ。
リサーチ力と聞くと、ネットの検索をイメージする人も多いと思うが、対面でインタビューしたり、本を読んだり、実際に自分で体験するなどの、リアルも含めた総合力であることは押さえておきたい。
4.インターネット界隈の知識
SEO対策、Googleのアルゴリズム対策、被リンク、クリック率など、普通にサラリーマンしていたら知らないワードだけど、WEBサイトやブログを運営していたら、避けて通れないワードなので、自然と知識が増えていく。
もちろん業種によっては必要ない知識かもしれないが、DX化が進む昨今、インターネットを使わない作業は限定されていて、ほとんどの業務にインターネットが関わっている。
特に、小売や飲食店などのサービス業は、インスタやX(旧ツイッター)などのSNSマーケティング、オンラインストアなど、インターネットなしでは成立しない状況になりつつある。
よって、インターネット界隈やパソコンに疎いと、どんなに他の仕事が優秀でも「一人で仕事を完結できない人」というレッテルを貼られてしまう。今までそういう人を何人も見てきた。
誤解を恐れずに言えば、WEBサイトやブログを運営しているということは、インターネット界隈の最前線にいることになるので、職場内での優位性を確立することができる。
5.分析力
例えば、当サイト「イケオジ外伝」について分析するには、ユーザーの行動や特性のデータが必要になる。
- Googleアナリティクス⇒サイトに訪問したユーザーの性質や動向をチェック
- Googleサーチコンソール⇒ユーザーが訪問する前のサイトの状態をチェック
- Google PageSpeed Insights⇒サイトの表示速度をチェック
これらを分析して、サイトの状況や課題を確認して、「いつ・何を・どのように」すれば「検索順位が上がるのか」「クリック率が上がるのか」などを検討する。
「仮説と検証」を繰り返しながら改良改善していくプロセスは、会社の目標設定に使う「KGI」や「KPI」を設定して、戦略と戦術を立てることと似ている。
ちなみに、WEBサイトやブログの分析は、会社の予算のように様々な要因を考慮する必要がない。
数値化されていて、ある程度やるべきことが確立されているので、分析力を磨くにはもってこいのツールと言える。
まとめ
WEBサイトやブログの運営は、たとえ稼げなくても付加価値だけで元がとれるほど多種多様なスキルが身につく。
お小遣い稼ぎから始めて、がんばればビジネスに昇華することもできて、一生使えるスキルまで身につくとは、まさに副業の鏡だ。