第一印象を制するおじさんが人生を制するこれだけの理由

第一印象をよくするだけで人生は好転する。

人生は出会いと別れの連続

例えば、全ての出会いにおいて、第一印象が良かった人と良くなかった人の、それぞれの人生を想像してほしい。

友達作り、就職、出会い、結婚など、人生のあらゆる場面で第一印象の重要性がよく分かるはず。

もちろん付き合っていく過程で第一印象より悪かった場合はマイナスに作用するけど、それを差し引いても第一印象の良い人の方が、人生というゲームを優位に進められることに異論はないだろう。

ホスピタリティを制するものは、第一印象を制する

いまや使い古された感があるホスピタリティというワードだが、第一印象を良くするためのヒントが隠されている重要な概念となる。

ホスピタリティとは、主に接客業などで使わる概念で、「お客様を大切な家族あるいは友人と考えて、心からのおもてなしをすること」であり、これをサラリーマンに置き換えて考えると、

  • 従業員要件→心身ともに健康であり、協調性があり規律を守る
  • 心構え→常にどこで誰が見ているか分からないという意識を持つ
  • 身だしなみ→ヘアスタイル・スーツ・爪などを整える
  • 笑顔・表情→笑顔で表情豊かにアイコンタクトをとる
  • 姿勢→背筋を伸ばして、あごを引く
  • お辞儀→大切なボディランゲージなので心を込める
  • 挨拶→明るく気持ちの良い挨拶が、より良い人間関係を築く

上記の項目を意識すれば、確実に第一印象は良くなる。

基本的に接客は一期一会でチャンスは一度きり。ホスピタリティはまさに第一印象そのものと言える。

「メラビアンの法則」と「清潔感」を理解して第一印象を制する

メラビアンの法則とは

研修やセミナーでよく取り上げられるメラビアンの法則。

知っている人も多いとは思うが、今一度確認してみよう。

1971年にアメリカにあるクラーク大学の心理学者「アルバート・メラビアン」が提唱した「コミュニケーションにおける影響力は、言語による情報が7%、聴覚による情報が38%、視覚による情報が55%の割合である」という考え方。言語による情報は「相手が話す内容や言葉によって得られる情報」、聴覚による情報は「声の大きさやトーン、スピ―ドや言葉遣いなど、聞いたことで得られる情報」、視覚による情報は「表情や仕草、態度や目線など、見たことで受け取る情報」となる。

メラビアンの法則に関して、一点だけ注意してほしいことがある。

よく「人は見た目が9割」という言葉の根拠にされることがあるが、これはメラビアンの法則が持つ本来の意味とは異なる。

メラビアンの法則が示したいことは「表情や態度」と「話す内容」に乖離があった場合、人は前者の方を優先する」ということで、裏を返せば、相手に何かを伝えたいときは「表情や態度/身ぶり手ぶり」と「話す内容」を一致させることがポイントということ。

極端な話、話す内容はどうであれ、表情や態度の方が重要であるとも言える。

清潔感と清潔の違い

イケオジの条件という話になると、必ず登場するワードに清潔感がある。

清潔感?

清潔、じゃなくて清潔感?

何が違うの?

  • 清潔→実際に汚れや不潔なものが取り除かれている状態
  • 清潔感→他人に対して清潔であると感じさせる印象や雰囲気

清潔とは実際の状態を指して、清潔感とは清潔であるという印象を指している。

つまり、清潔は客観的な判断ができるもので、清潔感は主観的な印象や感覚に基づいている。

まとめ

実はわたし、勤務先では部長として新卒の面接を担当している。

だいたい入室して数秒で合否を決めていて、それ以降の質問は、その判断が正しいかどうかの答え合わせだと思っている。

わたしも含めて3名で部長面接を行っているが、他の2人も長くても開始5分で決めていると言っていた。

これが正しいかどうか、良いか悪いかは問題ではなくて、こと面接というゲームにおいては、第一印象が重要であり、攻略すべきポイントであることは紛れもない事実だということは押さえておこう。

そして、今回お伝えした通り、第一印象を良くするポイントは、ホスピタリティの精神を持ち、メラビアンの法則と清潔感を意識すること。

文章にすると何となく分かりにくいかもしれないが、おもてなし精神を持ち、非言語的コミュニケーションを意識しつつ、身だしなみを整えればいい。

この記事を読んだ瞬間から、第一印象を意識してほしい。

そうすれば、より良い人生を歩むことができる。

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