ニートから転職4回(ホテル⇒英語教材販売⇒メガネ屋⇒不動産関係)異分野異業種を渡り歩いて某財閥系企業の部長になった「コネなし金なし能力なし」のナイナイ尽くしのわたしが、負け組でもダメリーマンでも出世できる方法をこっそりあなただけにお伝えしようと思う。
【サラリーマン必見】負け組でもダメリーマンでも部長になれる戦略と戦術
サラリーマン生活苦節30年で体得した知見を分かりやすく理論化してみた。
まずは押さえるべき大前提が3つある。
これは戦略とも言える重要な概念なので確実に理解してほしい。
1つ目は、会社とは「どこかのおっさんが自己実現のために作った集合体」である、と理解すること。
そんなものに正当な評価、適正な給料、公平な判断を求めること自体がナンセンス。
飲み屋でうだつが上がらないサラリーマンが集まると、これらの不平不満で2時間くらい盛り上がる。
まあ、ストレス発散にはなるだろうが、根本的な解決どころか不平不満は増し増しになっていく。
まず、会社への幻想は定数(あなたでは変えられない)であることを理解しよう。
わたしたちがやるべきことは変数(あなたが変えられる)の数字を高めて、求められる解(結果)を最大化することのみ。
2つ目は、自分の無能さをしっかりと腹落ちさせること。
傷つきたくないから「自分はバカだから」と周りに吹聴して保険をかけたり、「自分のすごさを気づけない会社はアホ」みたいな負け犬根性もここでは不要。
単純に今いる職場では「使えない認定」されていることをしっかり自覚してほしい。
使えないから出世してないし、無能だから評価されていない、シンプルにそういうこと。
現実に目を向けることは死ぬほど辛いことだが、現在地を把握しないと目標も戦略も立てることができない。
例えるなら、大海原で航海図もない現在地も分からない状態では、目的地には永遠に着かない。
つまり遭難を意味する。
誤解のないように言っておくが、あくまでも現在は「使えない認定」されている、ということ。
場所が変わったり、経験を積めば当然払拭できるし、その成長を前提に戦略と戦術がある。
3つ目は「自分の武器」を把握して、誰にも負けない武器になるように研磨し続けること。
例えば、面接で「あなたの強みは何ですか?」と聞かれたら即答して説明できる武器のことで、わたしなら「マーケティング」「マネジメント」と答える。
あまり多いと意味がないので、多くても2個までにして、仕事という枠を超えて人生における固有の武器に昇華させてほしい。
学び方は自己啓発本を読み漁ってもいいし、セミナーに参加するなどライフスタイルに合ったやり方で問題ない。
大前提(戦略)を確認したところで、次は局所的な戦い方(戦術)について確認しよう。
1.人知れずフィクサー理論
あいつはフィクサーと周りに悟られても、いらぬ誤解や争いを招くため「人知れず」フィクサーになることがポイント。
この「フィクサー」はアルバイトでもなれるので、地位や役職は関係ない。
やるべきこと
- 心理学を学ぶ:周りを利用するため、味方にするため
- マーケティングを学ぶ:自分という商品を周りにアピールするため
- ゲーム理論を学ぶ:戦わずして勝つ方法、優位に進める最適解が分かる
ポイント
自分は無能なんだから、自力での逆転は諦めて他者の力を利用することで、社内の立場や印象を優位に持っていくという考え方。
社内で「力のある人」の懐に入り込む、人間性はダメだけどめちゃくちゃ有能な人を味方につける、気難しいベテラン社員と親しくなるなど、やるべきことは多い。
彼らを利用して、
- 重要なプロジェクトに積極的に参画して成功を収める
- 誰でもできるルーティンワークではなくクリエイティブな業務で成果を出す
- 他者の魅力や実力を引き出して指導力をアピールする
自分一人では限界があるけど、他者を使いこなせば限界はない。
他者を利用して、Win-Winの関係を構築して、結果を出せばみんながハッピー。
これを意識して継続すれば、あなたの存在感はどんどん高まっていく。
2.会社をしゃぶりつくせ!スルメ理論
個人事業主だったら使いたくても使えないコネ、ブランド力、経費も会社なら使える。
これは会社員の最大の強みとも言える。
であれば、あなたが成果を出すために会社を利用し倒す、しゃぶりつくす気概で仕事をするべきだし、それをやらずして辞めるのはあまりにもったいない。
今の日本には、名ばかりの成果主義と働き方改革が一人歩きしていて、年功序列が形を変えて残っている状態の会社がたくさんある。
さらに、勤続年数が長いと社会的に信用を得ることができる。
例えば住宅ローンは、勤続年数が評価の基準になるので、現時点で預貯金が多くても、それが未来の信用とは判断されない。
会社がこれからも私たちを搾取するなら、私たちも会社の味がなくなるまで、スルメのようにしゃぶりつくさないとやられ損だ。
やるべきこと
- できるだけ辞めない:歴史と一緒で、会社は残ったヤツが正義になる組織。さらに日本企業は社歴が長いだけでメリットが多いので、感情にまかせて辞めるのは悪手。
- 会社を利用する意識:会社があなたの利用するのではなく、あなたが自己実現のために会社を利用するイメージを持つ。
- 人間関係で辞めない:人間関係が悪い場合は、転職ではなく部署異動を希望するなど、辞めずに半径2メートルの人間関係の改善に努める(結局どこの会社に行っても人間関係の悩みはある)
ポイント
今の時代、転職は当たり前だし、今より条件が良いなら転職すべきではあるものの、転職してなじめなかったり、働いてみたら条件が違ったりすることも少なくない。
であれば、条件変更や部署異動、転勤を希望するなど、辞める前に思いつくことは全部やってみればいい。
ぶっちゃけ退職はいつでもできるから、やりつくしてからでも遅くない。
3.オレ、スイス理論
会社では大なり小なり派閥みたいなものがあって、意地とプライドのぶつかり合いや足の引っ張りあいに巻き込まれて散々な目に合うことがけっこうある。
ドラマにもなった直木賞作家・池井戸潤の「半沢直樹」みたいなことが、程度の差はあるものの存在している。
部長という立場で職場を見渡すと、部署間でも、個人間でも、派閥的なものがあって、ドラマほどではないが、せめぎ合いは日常茶飯事。
ちなみにわたしは、そのような状況下でも、永世中立国のスイスのように、どこの派閥にも属さない人間として認知されている。
やるべきこと
- 味方を作るより敵を作らない:社内の敵は少なければ少ない方がいい。特定少数に好かれるより、不特定多数に嫌われない行動を意識する
- なめられないように振る舞う:中立を保つには力が必要。あなた自身はもちろんだが、所属している部署も隙を見せてはならない。
- 噂話やスキャンダルに振り回されない:出世すると東スポなみのスクープが望む望まないに関わらず届くようになる。対応によっては痛い目に合う場合もあるので慎重に対応すべし
ポイント
なぜ、永世中立国のスイスのような立ち位置が出世に結びつくのかというと、もし自分が所属している派閥が劣勢になったとき、所属しているあなたにも被害が及ぶから。
なんだかんだ言っても所詮人間は感情で動く生き物なので、年を取れば取るほどその傾向は顕著になる。
役員、社長、会長あたりによく思われてない派閥に所属していたら、それだけで出世に悪影響を及ぼしかねない。
裏を返せば、あなたが中立の立場で真摯に仕事に取り組んでいたら、少なくともマイナスな印象を持たれることはない。
加点はもちろん必要だが、負け組・ダメリーマンは、これ以上評価を落とさないことが重要になる。
まとめ
わたしは以前、サラリーマンの給料だけで、1年で100万円以上の年収アップに成功し、今なお収入は上がり続けている。
今回取り上げた3つの理論は私が考案した理論の中でも、無能社員・ダメリーマンが成り上がるためのポイントが網羅されている。
もちろんサラリーマンにも個体差はあるが、会社というカオスな組織体の中で、評価されてない人が成り上がる方法には、ある一定の条件やルールがあることもまた事実。
この記事の内容を理解して確実に遂行すれば、部長までなら出世できる確率はぐんと上がるはずだ。