清潔感は、イケオジを語るうえで外せない要素であることに異論はないだろう。
その清潔感を左右する肌、特に第一印象を決める「顔の肌」について、アンチエイジングの観点から考察していこう。
第一印象を決める「顔の肌」のアンチエイジング
中年世代、イケオジ世代のアンチエイジングで重要なことは、若づくりではなく、若々しさであり、顔まわりの肌がキレイであれば、見た目の印象はグッとよくなる。
イケオジ世代のアンチエイジングにとって、欠かせない「顔の肌」の若々しさを維持する重要な対策を3つ紹介しよう。
1.紫外線対策
個人的には、中年世代、イケオジ世代が意識すべき第1位だと思っているのが、紫外線対策。
「今あるシミやシワをどうするか?」の前に、シミやシワをこれ以上増やさない対策を先に立てないと、いたちごっこになってしまう。
まずは、紫外線対策をやってから、今あるシミとシワをなくすことを考えるのが賢明だ。
最近、日傘をさした男性を見かけるようになったものの、男性が日傘を使うことに何となく抵抗感や違和感がある人も多い。
とはいえ、シミやシワの約8割が光老化の影響で、加齢による影響は2割という調査結果を踏まえれば、日傘をさすメリットは、デメリットを大きく超えてくる。
さらに、日差しの強い夏だけではなく、日常的に日焼け止め(SPF30/PA++以上)を使うことで、紫外線対策としては大きな効果が期待できる。当然ながら若いうちからやっておけばイケオジ世代になったときに、悩まないで済む。
また、薄毛の人は、直射日光が皮膚に与える影響が大きく、皮膚がんのリスクもあるので、帽子や日傘で直射日光を浴びないように対策を。
目の周辺のシミ・シワ対策として、紫外線や近赤外線カットのサングラスやメガネを使うことも有効なので、欧米のように生活に取り入れるのもいいだろう。
2.目の周りの白いボツボツやイボを取る
目の周りの白いボツボツは稗粒腫(はいりゅうしゅ)といわれるもので、年齢に関係なく、こすったり、かいたり、刺激によってできる。
大人の場合、自然になくなることはないので、放置していれば増え続けることになり、結果的に歳を取れば取るほど目立つようになる。
稗粒腫の対策は2つ。まずは皮膚科で取ってもらう方法。液体窒素か切除で簡単にとれる。
しかも保険適用なので、一箇所数百円とたいへん安価。
ちなみにわたしは地元の皮膚科で、半年に一回(一回につき5箇所くらい)の頻度で切除している。
切除は皮膚に小さな穴を開けて、押し出してとる方法で、押し出すとき、痛いときもあるけど、がまんできる範囲だ。
もう一つは自分で切除する方法で、わたしも経験者だが、あまりおすすめできない。
不器用な人だと、傷だけついて取れなかった、なんてことになるかもしれない。
Amazonや楽天で簡単に器具は手に入るので、興味のある人は自己責任で。
イボは、まれに悪性腫瘍の場合もあるし、自分で削ったり切ったりすると、悪化する可能性もあるので、まずは皮膚科に相談した方がいい。
3.地道な日々のスキンケア
肌の水分量を男性と女性で比較すると、男性は女性の半分と言われている。
水分が少ないだけでなく、皮脂量は女性の3倍なので、ほとんどの男性の「肌の悩み」は乾燥が原因の場合が多い。
スキンケアは、シンプルに実践あるのみで、
- 朝と夜の洗顔:洗う(強くこすらないように泡タイプがおすすめ)
- 洗顔後の化粧水と乳液:潤す(自分の肌に合うものを探す。オールインワンもOK)
- 日焼け止め:守る(可能であれば塗り直しする)
もはや、スキンケアに男女の垣根はない。あえて言えば、シェービングによって肌に負担がかかる男性の方が必要かもしれない。
また、イケオジ世代なら、若者用でははく、エイジングケアの成分(セラミド・ヒアルロン酸)が含まれたものを使おう。
まとめ
見た目の若々しさをシンプルに言えば、「顔の肌」がツルツルしているか?ということ。
中年世代になると、ほうれい線やシミ、シワ、イボなどで顔がでこぼこしてくる。
特にシミやシワ、イボには潜在的にマイナスのイメージがあるので、それを理解している欧米の著名人は肌のケアを怠らない。
一方、日本では男性の日焼け止めが浸透しておらず、日常の使用率は5%くらいと言われている。
このライバルたちのスキンケアに対する意識の低さは、差をつけるチャンスとも言える。
イケオジを目指す、イケオジを維持するために、肌のアンチエイジング対策が必要不可欠な要素であることに疑い余地はない。