宝くじに人生をかけていた以前の私に向けて、この記事を捧ぐ
宝くじが当たらない理由
君は、「自分のくだらない人生を一気にひっくり返したい」「人生逆転したい」という一心で、ロト6やサマージャンボ、年末ジャンボなど、高額当選の宝くじを買い続けている。
そして、「はした金には興味がない」と言いながら、いつもお金に苦しんでいる。
一方で、宝くじは愚か者に課せられた税金ということも理解しているし、当選確率が、「落雷で死亡する確率の28分の1」ということも知っている。
それなのに、「買わなきゃ当たらない」という悪魔のささやきにそそのかされてしまう。
サマージャンボや年末ジャンボの時期に「高額当選者のエピソード」を読んで、ワンチャンあるかもという投げやりな期待で、なけなしの数万円を浪費してきた。
でも、君だけではない。
高額当選後の途方もない幸せにクラクラしながら、高額当選が出ている宝くじ売り場に並ぶ人や、スマホアプリで定期的に購入している人が大勢いる。
高額当選者が出ている宝くじ売り場は、単純に販売数が他店より圧倒的に多いだけだと分かっているのに。
そう、君だけではないんだ。
君は一部の「民意の濁流」に飲み込まれてしまっているだけなんだ。
だけど、その濁流から抜け出す方法はただひとつ。
その方法をもう君は知っている。
頭では理解しても、心では納得できない君へ
わたしは君をバカにしているわけではない。
君の波瀾万丈の人生も、合理的な性格も理解しているつもりだ。
頭では「一生買い続けても当たらない」と理解していても、心では「いつかは当たる」と期待している。
そういえば君の口ぐせは「ワンチャンあるかも」だったね。
現実逃避による思考停止が最大の功罪
老婆心ながら伝えておきたいことがある。
それは、宝くじを買ってから当選結果が分かるまでの、「頭がお花畑状態」と「謎の高揚感」のせいで、現実と向き合うことを放棄するクセがついてしまうこと。
さらに、落選結果が分かった後の「深い絶望感」が、生きる希望をそぎ落としてしまうことだ。
これを繰り返すと、心が疲弊して、ネガティブな感情に支配されてしまう。
そうなると、幸せになる努力をしなくなる、何事にも意欲が湧かなくなる、いわゆる思考停止状態になる。
これって、とんでもなく、恐ろしいことだと思わないか?
まとめ
宝くじは、購入者が損する仕組みで、世界でもっとも割の悪いギャンブルと言われている。
個人では当たる人、当たらない人が存在するが、購入者全体ではマイナスになる仕組みなので、すべて買い集めたとしても絶対に損するというヤバさ。
実はそんなヤバさが、ネットやSNSの普及によって知れ渡り、宝くじの売上は年々減少傾向となっている。
宝くじのような浪費をやめて、投資にお金を回すことがお金持ちになる鉄則。
お金持ちになりたいなら、宝くじを卒業することから始めよう。