東京都:アソジョリーナ・ジェリー(48歳・女性)
職場に香水臭いオジサンがいてとても困っています。この前「香水臭いです」と本人に伝えたのですが、次の日もいつも通り香水をつけてきました。スメルハラスメントで訴えたいです。
福岡県:レディー・ゴゴ(30歳・女性)
今朝、ゴミ出しのときにエレベーターでお隣の旦那さんと一緒になったんだけど、香水の匂いがきつくてむせちゃったのよね。あの匂いで電車乗るんだから周りに人かわいそうよね。
おじさんの香水は、ガチで評判が悪い。
しかし、ほとんどの原因はつけすぎによるものなので、個人的には「1か所1プッシュの法則」を守りつつ、手首とウエストとか、首筋と足首のように2箇所以内にすれば問題ないと思っている。
とはいえ、イケオジたるもの仕事とプライベートなど、それぞれのシーンにあった香水で差をつけたいところ。
今回は中年世代、イケオジ世代の香水について、いつもの通り斜め上から考察していく。
【加齢臭対策】正しい知識でおじさん世代の香水をイメージアップ!
香りの持続時間
香水は「香料」の割合で持続時間が変わる。
- パルファム(パルファン):7時間/香りが一番強いのでパーティーなどの特別な日に
- オードパルファム(オードパルファン):5時間/少し強めの香りなのでオフィスでは少な目で
- オードトワレ:4時間/スタンダードな強さで香るので初心者におすすめ
- オーデコロン:2時間/ライトでカジュアルに香るので気分転換におすすめ
- オーデサントゥール:1時間/香料が一番少ない(ほんのりほのかに香る)ので肌が弱い人におすすめ
出勤時に使う香水はオードトワレがおすすめ。
香りの種類
代表的な香りの中からおじさんに合う種類を厳選。
- ウッディ系:メンズに人気のウッディ系は、樹木の落ち着いた香りが大人の雰囲気を醸し出す。「クール・セクシー・ミステリアス」がキーワード。
- シトラス系:フレッシュな柑橘系の香りがすっきりとした印象を与える。加齢臭との相性は抜群で万人受けする香りなのでビジネスシーンでも問題ない。
- ハーバル系:ハーブ系の香りで、植物のナチュラルさですっきりした印象を与える。加齢臭との相性もいい。「スパイシー・薬っぽい・爽快感」がキーワード。
- シプレ系:柑橘系の香りをベースとしてフローラルや樹木系などを加えており、「シトラス」→「フローラル」→「ウッディ」という順に変化していくのが特徴。「格調が高い・上品で端正・エレガント・クラシカル」がキーワード。女性向けの商品が多いものの、最近は男性向け商品も各ブランドから販売されている。
- フゼア系:主にラベンダーやゼラニウム、クマリンがベース。メンズ用の多くはフゼアタイプに属しており、キリっとした印象を与えるのでフォーマルな場所でもフィットする好感度抜群の香り。
加齢臭と相性が良いおすすめの香水3選
「おじさん」と「香水」について考えるとき、避けて通れないのは加齢臭。
相性の良い香水なら、加齢臭を緩和することができるので、臆することなく香水をつけてほしい。
シトラス系:プレミアムパヒューム 「ジーノストーリア」
「女性が男性につけてもらいたい香り」というコンセプトから誕生しただけあって女子ウケは抜群に良い。ビジネススシーンでも問題ないシトラス系の香りが、加齢臭を緩和させる。リーズナブルな価格設定や、携帯できるスリムボトムという機能性も備えた優等生。
シプレ系:カルバン・クライン 「CK-ONE」
1994年に発売されて以降、男女問わず愛され続けている定番の人気商品。さわやかな柑橘系で、フルーティーな爽快感もあり、幅広い年齢層に支持されている。男性には「ここぞと言う時のモテ香水」としても有名。さまざまなサイズのボトルが展開されているのもありがたい。
ウッディ系:ブルガリ 「ブルー プールオム オードトワレ」
万人受けするさわやかな石けんのような香りが特徴で、清潔感アップを狙うならおすすめの香水。おだやかなウッディ系とスパイシーなジンジャーの調和で香りの変化を楽しめる。加齢臭と香水の甘さが交わって、やさしい香りに変化するので中年世代でも安心して使えるフレグランス。
まとめ
世間では「おじさん」と「香水」の組み合わせはすこぶる評判が悪い。
しかし、つけすぎに気をつけて加齢臭と相性が良いものを選べば、問題ないどころか、清潔感アップの強力な武器になり得る。
香水に対して何となく消極的になっていた人も、これを機にばっちり香水でキメて出勤してほしい。
とはいえ、香水の役割はあくまでもごまかすだけなので、香水をつける以前に体臭対策をしっかり行うことが大前提であることは言うまでもない。