運動とダイエット、目的と手段を区別して考える
「運動」は「ボディメイク」が目的で、「食生活の管理」は「ダイエット」が目的。目的と手段を明確に分けて考える。
目的と手段を混同すると、冒頭のわたしみたいな、愚かな思考になるから要注意。
結論から言うと、一般人の運動レベルで消費されるカロリーは、普通に朝昼晩食べてる人が、痩せるほどではない。
ただし、学生時代の本格的な運動部とか、プロレベルの運動量がある人は、食べても食べても太りませんという「マリオのスター状態」になってる場合もある。
確実に言えることは、わたしたち一般人の、「スイーツ食べたいから、運動する」という発想は、食べ過ぎを助長する「最悪な思考回路」ということだ。
毎日30分ランニングしても30日で1kgしか痩せないという事実
ランニング30分で200〜300Kcal消費できる。
ごはん1杯は、だいたい250Kcalなので、「ランニング30分=ごはん1杯」となる。
脂肪1kg落とすのに7200カロリー必要なので、理論上、だいたい30日くらい走らないと効果がでない。
つまり、30日間、30分ランニングしても1kgしか痩せないことになる。
とてもじゃないが、「ランニングのみ」で痩せようとがんばるのは、賢明な判断とは言えない。
ましてや、中年世代は基礎代謝の低下や、老化現象の酸化・糖化によって、どんどん痩せにくい身体になっていく。
運動にすがりたい気持ちもよく分かるが、運動で痩せるという考えは、頭から排除した方が良さそうだ。
まとめ
「ダイエットが目的」の運動はナンセンスだか、「ボディメイクが目的」なら話は別だ。
そもそも、筋トレやトレーニングをやらないと、筋肉は育たない。
よって、必然的にダイエットも運動も、平行して進めることになるが、「運動」すれば「痩せる」というような、トレードオフの関係ではないことは理解しておくべきだろう。
運動を「人質」に「スイーツを食べる」なんてことはあってはならない。