観るだけでイケオジになれる!かっこいい俳優たちの魅力あふれる映画3選
スクリーンで活躍するイケオジたちは半端なくかっこいい。とはいえ、かっこいいのは当たり前で、かっこわるい部分は排除されたり、演出次第でどうにでもなる。
つまり、映画を作る側と観る側が認識するかっこよさが一致していないと「半端なくかっこいいイケオジたち」は存在しない。
わたしたちが参考にしたいのはその普遍的なかっこよさ。
今回紹介する映画はイケオジ外伝が定義しているイケオジ3大要素である「経済的余裕」「社会的地位」「見た目」を高レベルで実現しているわけではない。
それどころか3大要素に中指を立てる映画もある。そういう意味では目指すゴールとは当然違うわけだが、圧倒的なかっこよさとルール度外視で突き抜けるパワーは大いに参考になる。
誤解を恐れずに言えば、人生を変えるには、予定調和ではなく、型破りで常識外れな行動が必要なのだ。
今回はそんなぶっ飛んだ愛すべき映画のキャラクターにフォーカスしてみた。
1.ファイトクラブ(Fight Club)
- 役名:タイラー・ダーデン
- 俳優:ブラッド・ピット
概要
なかなかクレイジーな映画なので、当サイト「イケオジ外伝」が提案しているイケオジ像とは程遠い役柄ではあるが、中二病と言われる心が少しでも残っているなら「かっこいい」と思う要素が満載なのがタイラーの特徴だろう。
そんな圧倒的なかっこよさに隠れてしまった本質を掘り起こしたい。
タイラーのセリフは、資本主義の否定と自分らしいむき出しの人生を歩むことの重要性を訴えている。
- 広告がオレたちに必要じゃない車や服を買わせようとする。そしてオレたちはやりたくもないクソみたいな仕事をして、それを買う努力をしている
- 文明生活の基本的な前提を否定しろ。特に物を持つことの重要性を否定するんだ
- オレたちは歴史の狭間に生まれた子供だ。目的も居場所も大義もない。今は戦争もなければ大恐慌もない。オレたちの戦争は精神の戦いだ。大恐慌は俺たちの生活なんだ
- オレたちはテレビ漬けで育って、いつかは億万長者、映画スター、ロックスターになれると信じて生きてきた。だがそんなのはウソだった。オレたちは、その事実を少しずつ気づいてしまった。だから最高にムカついている。
この映画は、見事なまでに物質社会にNOを突き付けたミニマリスト的側面を持っている。くしくも下記の記事で同じことを言っていた。
2.ウルフ・オブ・ウォールストリート(The Wolf of Wall Street)
- 役名:ジョーダン・ベルフォート
- 俳優:レオナルド・ディカプリオ
概要
欲望・成功・快楽・破滅
アメリカ的というか、ロックンロール的というか、ヤヴァイ雰囲気がプンプンの映画だ。
日本でのキャッチコピーは「貯金ゼロから年収49億円!ヤバすぎる人生へ、ようこそ」
ファイトクラブ同様にクレイジーな映画、いや、実話という点を考慮するとファイトクラブ以上にクレイジーな内容なので、これまたイケオジ外伝が目指すイケオジ像とは大きく異なるが、人生逆転、人生を変えるヒントが詰まっていることは間違いない。
さらに、創業期の起業家に役立つ考え方やノウハウが散りばめられていることも、この映画の特徴であり魅力であることは押さえておこう。
とはいえ、日本ではR-18指定で上映され、180分の間にFxxKという言葉が569回登場し、酒、女、クスリ、暴力、証券取引法違反で逮捕という悪のフルコンボは、かなり衝撃的だし、決して褒められたものではないのもまた事実。
あまりに衝撃的過ぎて本質がぼやけてしまうが、この映画の学びポイントは、セールストークやマーケティングは、人生を変えるほどの破壊力があることと、ビジネスというゲームは、食うか食われるかの厳しいゼロサムゲームであり、勝つためにはダーティーな方法が必要な場合もあると再認識できること。
なぜか本作を観たあとにTRFの「CRAZY GONNA CRAZY」が頭の中で流れてきた。
「狂って、どんどん狂おうぜ!」
と本能が騒ぎ出した気がした。
3.劇場版 MOZU(もず)
- 役名:倉木尚武
- 俳優:西島秀俊
概要
TBSとWOWOWの共同制作となる日本の刑事ドラマの続編となるのが「劇場版MOZU」
少々反則気味かもしれないが映画として紹介する。
誤解を恐れずに言えば、この映画を選んだ理由は、西島秀俊のかっこよさに尽きる。
ドラマのSeason1/Season2を観てなくても、アクション映画として十分楽しめる内容であることはもちろんだが、ドラマを通して西島秀俊という俳優の魅力が最大限引き出されている。
セリフも少なく、スーツを着用してのアクションシーンが多いので、一般人のわたしたちが参考にできる要素は少ないが、それを凌駕するほどのかっこよさがあふれ出ている。
- 鍛え上げられた肉体
- シンプルなスーツスタイル
- いかなる状況でも冷静沈着
- 圧倒的な強さに裏付けされた自信
- 所作に漂う哀愁と色気
先ほどわたしたちが参考にできる要素は少ないと書いてしまったが、これだけのかっこいよさを備えていれば、多くの人にイケオジ認定されることは間違いないだろう。
さらに、アクション以外は、いつもタバコをくわえて、眉間にしわを寄せているだけなのに、倉木という人物の心の闇や葛藤を見事に表現している鬼気迫る演技力も素晴らしい。
さっきからかっこいいとか、素晴らしいとかミーハー的なことしか書いてないが、なんだかんだ言って、そういうことが一番大事だったりするのだ。
まとめ
観るだけでイケオジ化する
今回紹介した3本の映画は、合計で7時間くらいのボリュームになる。
ちなみにウルフ・オブ・ウォールストリートは3時間の超大作。
観たことがない人はぜひ観てほしいし、すでに観たことがある人もあらためて観てほしい。
3本とも、ぶっ飛んだ内容なので、単純にストレス発散できるし、エンターテイメントとして楽しめる。
そして何より、観るだけでイケオジ化する魅力というか魔力がある。
単純に「ダンディなイケオジ」という観点なら、他の作品を選んでいた。
しかし、今回は予定調和や既成概念をぶっ壊せそうなものをあえて選んだ。
ただのおじさんになりたくないなら、このエッセンスを注入すべし
世の中には、はみ出さないと生み出せないものがある。